【3分でわかる】ガスヒートポンプ超簡単解説

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エアコンの心臓部とも言える室外ユニット内の圧縮機を、ガスエンジンで動かしているものを

ガスヒートポンプGHPといいます


圧縮機を電気モーターで動かしているものをEHP (Electric Heat Pump)

圧縮機をガスエンジンで動かしているものをGHP (Gas engine driven Heat Pump)

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GHPの仕組み

液体が気化すると周囲の熱を奪い、気体が凝縮して液化すると熱を発生する性質があります

この性質を利用し、冷媒を圧縮機で圧縮し、機械的に液化と気化を繰り返すことによって

冷暖房を行います

この圧縮機をガスエンジンで駆動しています

GHPのメリット

  1. 電力デマンドの低減に貢献できる
  2. 空調費を削減できる
  3. 寒い冬でも快適暖房

GHPのメリットについて詳しく教えて下さい

電力デマンドの低減に貢献できる

GHPは電気ではなくガスで空調を行うため、電気ヒートポンプ(EHP)に比べて、

消費電力量が大幅に少なくなり、電力需要抑制に大きく貢献します

また、契約電力量が下がるので、電力基本料金を抑える(デマンドカット)ことができます

空調費を削減できる

  • ■イニシャルコストを低減

     受変電設備が不要なため、設備費のコストを低減できます

    ■低消費電力だから契約電力も抑制

  •  電力消費量が少ないため、電力デマンドを抑制する効果があります

寒い冬でも快適暖房

  • ■スピーディかつパワフル暖房

    ガスエンジンの排熱を有効利用するため、暖房の立上がりが速くて除霜運転が極めて少なく、暖
    房特性に優れています

GHPのデメリット

  1. メンテナンスの手間と費用がかかる
  2. GHPのガス代と電気代がEHPの年間の電気利用料に負けるケースも有

メンテナンスの手間と費用がかかる

年に1度もしくは3年に1度の【定期点検】を行う必要があります

【定期点検】とは、エンジンオイルやスパークプラグの交換など、自動車の車検と同様の保守点検のことをいいます

ちなみにGHPの運転時間10000hr(約3年)は平均時速40㎞自動車に例えると

40万㎞に該当します

能力にもよりますが、定期点検に10万円~20万円ほど費用がかかるといわれています

GHPのガス代と電気代がEHPの年間の電気利用料に負けるケースも有

近年のEHPエアコンは、かなり省エネ化が進んでいます

機器の利用の仕方によっては、『省エネタイプのEHPの電気代』の合計が『GHPのガス代と電気代』より安くなる場合もあります

GHPメンテナンスマンとしてひと言

これから新規で業務用空調機の設置をお考えの方は、

どのように空調を使用していくのか?

受電設備、ガス設備はどのように考えているのか?

設置スペース(メンテナンススペース)、設置環境はどうか?

総合的に判断してEHP、GHPのどちらかを選択したほうが良いです

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